当別町内神社ツーリズムによる、地域観光の可能性から確信へ。
HORTO札幌です。
さて、札幌北部の当別町で神社ツーリズムを調査しているところです。
この町、明治4年に開拓された歴史は約150年、そこからの歴史で今も祀られている神社がなんと確認できるだけで10社以上・・・・。
これでもかなり周囲の社が合祀されて少なくなったり、限界集落でなくなったのもあるので、ひとつの市町村としては規模と不つり合いなほど多いのが特徴。
これも、いろいろな地域から入植してそれぞれの地域の神を祀ったからだそうで。
コミュニティの個性を重んじていた、のかもしれませんね。
ということで、目下依頼を受けてこのツーリズムの可能性を考慮しております。
そして当社が大切にしているのは「実地踏査」。
これができて、初めて世の中にリリースします。
出来ても、やはり無理があればアイデアをさらに磨きます。
さて、今日はこのツーリズムが1日で可能かどうかの負荷テスト。
現時点では1日完結では企画予定はありませんが、可能性として試すことをします。
いつもの当別神社からスタート。
今日は風が強かったので、タイヤ径が26インチのスコットを使いました。
ある程度あれ道もあるので、マウンテン要素のあるクロスバイクです。
最初は町内を西側に、材木澤神社へ。
麦がだいぶ伸びてきました。
牧草ロール、一番草を刈って専用の機械でロールを作ります。
これは作業自体が珍しいかもしれません。
スウェーデンヒルズ下の獅子内神社。
この場所付近では警察がネズミ捕りをしていたりします。
出動されていますね・・・・。
くれぐれも安全運転を。
条里制で整備された石狩太美にある駅
個人的には石狩当別とか石狩太美とか、旧国名の石狩が入っているのが北海道の地域らしい表現だと感じます。
その他、天塩中川とか渡島当別、廃駅では十勝三股という駅もあるくらいですから。
西当別神社
逍遥しながら45分です。
麦畑と防風林の借景が良いです。
道の駅まで来ました。
サイクリストには少々やっつけ感のあるサイクルステーションです。
そして道の駅から13km程度ひたすら漕ぐと、東裏神社へ。
どうしても長丁場の区間が出ます。
さて、また当別町内に入り、青山と呼ばれる北部へ進路を取ります。
弁華別神社
アイヌ語では川上の川、とでもいう意味でしょう。
弁華別の川向かいにある、茂平沢にある茂平沢神社。
フォトジェニックな場所です。
ここからも13km程度ひたすら北上します。
医療大学前や石狩金沢駅を超えて・・・・。
ひえぇ~。
遠かった、中小屋神社っ。
元中小屋駅
来年鉄路と共に廃止される駅です。
途中の第四種踏切も今となっては趣があります。
最後の立ち寄り、金沢神社
という感じで、当別神社に戻りました。
約70キロ、4時間強のツーリングでした。
実は、今回立ち寄った神社はすべて「あるモノ」がもらえます。
ツーリズムの素材がこうやって転がっていて、周囲のアイデアの持ち寄りでカタチの可能性が出る。それをブラッシュアップしてカタチにするのが、地域観光のプランナーたる矜持です。
さて、これがどうカタチになるか、あともう少しです。
実地踏査in青山
みなさまお久しぶりです、HORTOスタッフIでございます。
いやはや久しぶりすぎて何を書いて良いやら…
なんてことはなく、今日は青山地区を踏破!という思い出フィールドワークしてまいりました。
場所は我が社で勝手に呼んでいる「ヒガシグチ」からスタート。
趣のある制水弁ですね。
道端にはブドウの蔓が無造作にのびています。
部分的には旧道とは思えないような綺麗な道路ですね。
ただし、人や車の気配はゼロ!
荒涼とした雰囲気が感情を煽ります♫
ふくろう湖 南湖
こう見ると結構複雑な地形をしていますね♫
咲き乱れるツルアジサイ!緑に白が綺麗ですね。
さて、ここから飛びまして
道民の森編! 道民の森は広すぎるので、何度か足繁く通わないといけません。
てなことで、最初は神居尻地区!
今日はお客さんが少なめだったのか、比較的穏やかな駐車場。
案内所には草花の詳細があるので、花好きにはありがたいですね。
勿論、自転車ラックも完備、木製なのもオツ♫
せっかくなのでトレッキングの「わかばコース」を歩いてみました
距離は2.2kmで約40分ほどだそう
矢印がついているのでわかりやすくて良いですね。
道中見るものに飽きません。
水辺があったり、しっかりと山の中感も感じることができて満足です。
ワイドレンズで撮るとかなり迫力がある、小さな岩(笑)
すっきりと抜けた広場や、鬱蒼とした木々の隙間に光が入り込んだ絵は癖になりますね( •̀ .̫ •́ )✧
そして帰りは〜
ジビエ工房さんの鹿肉バーガー
正直、下手な牛肉より美味しいのが悔しい。お値段600円、悪くない。
そんなこんなで本日のミッション終了。
正直1日じゃ見て回れないとは思っていましたが、当別町広すぎる(笑)
忘れないうちに…Part2、乞うご期待ということで。
〜おまけ〜
石狩 はまなすの丘、夕日がとっても綺麗ですよ♫
初夏の石狩・はまなすの丘公園
HORTO札幌です。
土曜日までの雨が何とかあがり、日中は少し蒸し暑くも過ごしやすかったです。
夏はしっかり進んでいる雰囲気です。
さて、石狩浜の「はまなすの丘公園」へのサイクリングイメージです。
オールドロードバイクのミネルバ(MINERVA)で走りました。
元々は札幌の自転車店のオリジナルフレーム。ODM生産したフジのクロームモリブデンの直線ボディはいささか懐古的ながらも、クロスバイクでは味わえない雑味の無い、リニアな乗り心地が魅力です。
今風のロードバイクに抜かされても全然気にしない、さながらライトボディのMRスポーツと言えばいいでしょうか?
はまなすの丘公園です。
ちゃんとサイクルステーションが整備されていますが、あまり利用されていませんね。
ハマナスも盛りは越えましたが、逆にそれがアクセントでいい感じです。
エゾノカワラマツバ、葉はカモンバのような感じです。
イタチハギ、枯れているように見えますがちゃんと咲いています。
ハマボウフウ、やはり早めに咲き始めました。
思いっきり開いてハマヒルガオ。
草原にひっそり咲いているエゾスカシユリ。
山野草はこうでなくちゃ、という感じです。
去年穂を伸ばして枯れたススキと、青空と。
石狩灯台も青空と緑に映えています。
石狩川を挟み、対岸は厚田聚富(しっぷ)
向こう側は平地になっているので、ここに到着した当別を開拓した先人達は畑を開こうとしたらしい。当時の石狩川の河口は今より1キロ南側にあったので、このような風景ではなかったらしい。
色々な思いをはせることができる、はまなすの丘公園です。
これからの時期は山野草撮影と、野鳥撮影にはいい場所です。
石狩当別サイクリングイメージの動画
HORTO札幌です。
今日は恐らく終日雨、そんなこともありサクサク進められる仕事はサッサと片づけたいなと思い、石狩当別のサイクリングイメージを動画にしてみました。
本当はGOPROでもあればよいのでしょうが、某ド▲・キ★ーテにある、1樋口ちょっとで買えるお値打ちなもので撮っています。
画質の粗さはご勘弁を。
石狩当別サイクリングイメージ(南西コース)
おっと、画像の速度は「倍速」で処理しています。
スピードに迫力があるのは、そのせいでもあります。
逆に上り坂は普通以下に見えますが、それは耐えながら漕いでいるためです。
色々試している当社です。
地域観光のネタ~神社ツーリズム(Bコース)
HORTO札幌です。
今日は午前中は蒸し暑く、午後はスコールのような雨が降る不思議な天気です。
昨日は色々と調整事で、クローズしたのが午前2時。
まあ、プランナーの仕事は定時があってないようなものです。
ということで、少し遅い朝を迎えました。
プランニング案件のツーリズムをさらに実地踏査しました。
※何のツーリズムか、分る人にはわかるでしょうか・・・・ね。
当別神社を自転車でスタートします。
境内にあるのは聖徳神社、あの聖徳太子が祀られています。
自転車は南に下ります。
10分ほどで「対雁通相馬神社」へ。
対雁通とは開拓時の川沿いに広がった通りのひとつ、ついしかりと呼びます。
まだまだ南下して、江別市との境界付近から西に向きを変えます。
川下神社
作業中のようで、遠目から。
河川敷で馬が草を食んでいます。
白老出身の自分としては特段珍しい風景ではありませんが、フォトジェニックなので。
道の駅まで来ました。
今日は暇なようです。
国道を横断して、太美にある西当別神社へ。
草が刈られていますね。
そして自転車は高岡と呼ばれる丘陵を目指します。
札幌周辺がよく見渡せます。
旧高岡小学校横にある、高岡稲荷神社
当別の中でも稲荷はここが確認できています。
この近くもフォトジェニック
自転車はスウェーデンヒルズを抜けて、気持ち良い坂を下ります。
そして、付近にある獅子内神社へ。
ここも立派なお社です。
さらに20分ほど自転車を当別町内に向かうと、材木沢神社があります。
ここも草刈りがされていました。
ここまでくるとあともう少し、当別町内を走り当別神社に戻ります。
一気に走ると3時間以内で戻れますが、食事などを考えると5.5時間くらいのツーリズムになるかなと感じました。
さて、どんなツーリズムになるかこうご期待ください。
当別の水辺の調査
HORTO札幌です。
今週もいろいろな可能性を探りに、青山方面へ行きました。
当別ダムです。
渇水気味で、放水は最小限のようです。
ダム下部は若干の公園になっていますが、あまり利用されていないようです。
結構美しい風景があるものです。
色々とこの湖の活用をリサーチしています。
目下レポート書き中。
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1丁目1番地から地域観光を知る
HORTO札幌です。
6月第3週の土日はどうもパッとしない天気でした。
この土日は別件があり、ポタリングなどはクローズ。
日曜日は、当別青年会議所が開催するまち発見のツアーがあり、参加してみました。
人数としては25名ほど、地元の方が多いですね。
町内から貸切バスで巡ります。
バスは運転する立場なので、たまに乗ると新鮮です。
まちを作った先人(岩出山伊達藩・伊達邦直公)は明治維新の折に家臣を養えないくらいまで石高を減らされ、生き抜くために現在の宮城県から船や徒歩で移動し隣町、石狩市の石狩川河口に近い場所(聚富」:シップ)に入植したようです。
当時の石狩平野は鬱蒼とした木々が茂る森だったようで、少しでも開けたところを探して開墾したようですが、開けているとはつまり土地は痩せていて、当時はとても栽培できる環境ではなかったとの事。
考えればわかりますが、浜で植物を育てるのは潮風や土壌を考えると難しいのですが、そんなこともまだ知らない当時、トライ&エラーの繰り返し、まさに手探りだったようです。
君主と臣下が共に新天地を求めて未踏を拓く、何だかすごいことですね。
この浜から当社本拠地の町まで20キロ超の場所に新天地を求めて移動したのが明治5年だそうで、そこから町づくりが始まります。
伊達藩は北海道開拓に多大な寄与をしましたが、君主が率先して開拓をしたまちは北海道では少ない例です。
礎は整備されていますが、この意味がなかなか知られていないと思います。
ガイドの価値はこういう事に現れます。
少し早い昼ご飯、地元素材を使った弁当です。
悪くないですが、ディレクションをしっかりするともっと変わると感じます。
昼ご飯後、まち開拓の1丁目1番地となる伊達邸別館へ。
趣がある建物です。
向かいにある当別神社へ。
当別神社に祀られている神は、伊達邦直公との事。
それだけ敬愛を持たれた主君であったようです。
立場を超えた「協働」の大切さを感じます。
宮司の後藤さんからこのまちの歴史の話を伺いました。
知ることでの気づき、現代に生きるありがたみを感じます。
ツーリズムとはそういうものであるべきです。
「観光」とは国の光を観ること、つまりキラリと光るものを知ってもらうことが言われです。価値は物事の見方によって変わるものであり、それらをよりよく知るために必要なのが「ガイド」だと考えています。
スキーのガイドもそう、庭のガイドもそう、ガイドにより新たな価値を見出せるかどうか、決してガイドはボランティアであるべきではないと感じております。
本拠地のある町はまだ粗削り、観光も良い素材や生産物だけの状態です。
そのリソースをたとえば食べやすく刻んだり、煮たり焼いたり、ドレッシングをかけることで美味しい料理に変えることが、観光のプロの仕事たる矜持です。
そんなものを作り続けたいですね。
青年会議所の皆様、お疲れさまでした。