北海道地域観光計画(HORTO札幌)~活動日誌

北海道内で共働・共創・考動による地域観光づくりを行っている「北海道地域観光計画」(HORTO札幌)の活動日誌です。ニコンD800を駆使して様子を撮って皆様にお伝えしております。

学園都市線豊ヶ丘駅

連日、なかなかの暑さが続いております。
HORTO札幌・Rでございます。

さて、今回は当地を走る「学園都市線」にフォーカスしてみました。
元々は札沼線が本名で学園都市線とは沿線に北海道教育大学とか、北海道医療大学などを抱える路線の愛称としてつけられたものです。
札幌から空知の石狩沼田まで貫いていたため、札沼線と呼ばれますが既に北の終着は新十津川になっており、来年の春には北海道医療大学以北の路線が廃線となります。

当方、撮り鉄ではありませんがその中でも「秘境駅」として知られる「豊ヶ丘駅」へふらっと行ってみました。

豊ヶ丘駅について
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%8A%E3%83%B6%E5%B2%A1%E9%A7%85

 

さて、この駅は周囲が鉄道林に囲まれていて、正直案内標識の類もございません。
探すのが少し苦労します。

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小さな木造の駅舎です。
奥が線路、1線1面のホームなので構内踏切ではありませんが、一応向こう側に渡る踏切があります。第四種踏切と呼ばれる警報機も遮断器もないものです。

 

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見事に林に囲まれています。
周囲に人家などはございません。
この区間は手前の石狩月形から終点の新十津川まで交換設備がありません。
よって、石狩月形駅から先はスタフ(通票)閉塞(JRではここを含め3路線しかない)を行っています。

 

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丁度15:16発浦臼行が出発してゆきました。
無論乗車客も降車客もおりませんでした・・・・。

廃線による利用者増でしょうか、キハ40が2両編成で走っています。
キハ40系も、道外の方にはレトロな車両に映るようですが、私が高校へ通っていたころは、キハ22系でしたからまだまだ新しいと感じてしまいます。

 

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駅も地域の接続点ですが、徐々にこれらの存在も忘れ去られるのかなと思うと、なんとも言えない気持ちになります。

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札幌に近いながらも、こういう過疎を強く感じてしまいます。
都市への集中が本当に良いことなのだろうか、と地域観光を担っていると感じることが強いです。